2021-09-19 憂鬱の風景 #詩 詩 丘に上がり 振り返って 眺めれば 蜃気楼に揺れる街 豆粒の人と車 ミニチュアのビル 遠く遠く 目の霞む はるか彼方まで 街は拡がり 人の波は途切れず ダイナミックな 箱の羅列は いつまでも続きそうだ 人の営みも 木々の緑も 壊しては 再生を繰り返し その中に 悲喜劇を含んで 在り続ける