時の浪費

頭がいいとか悪いとか

すでに興味はなくなった

 

美しいとか美しくないとか

正しいとか正しくないとか

 

輪の中に入れば

口角泡を飛ばし

 

人生がかかっているかのごとく

拘泥を重ねたものが

 

さっぱりとなくなり

 

今は

どうでもいい

 

どうでもいいせいか

さびしい

 

さびしくて

スカスカで

 

なにもないが

 

何か持つのも

しんどくて

 

空っぽで

時を空費するまま

 

生を垂れ流した

 

それは

さびしいが

心地よくもあり

 

衝動買いの

ストレス発散とは

似ても似つかないが

 

どこか通底する

浪費の快楽である