35,6度の湯 熱くもなく 冷たくもなく 浸かり 馴染ませば 同化し 体と湯の境は消え 液体に 揺蕩う 静けさのなか 水が流れ 時を忘れ 存在を忘れ ただ 脈打つ鼓動だけが 四肢を巡り 水面に波を立てる 水の中 動く心臓 ただ在る私 なにもせず 世界とつながっ…
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