ルールとマナー

図書館の自習室
寝てる人が起こされる

沖縄の図書館で
地べたのカーペットに寝転がっている人が起こされるのを見た時は
仕方がないと思った

椅子に座っていても
混んでいたり
他に勉強したい人が待っていたら
寝るのは良くない

だがガラガラの図書館で
誰にも迷惑などかけず
本に囲まれて
眠る人がいてもいい

管理する側は
公平性や
マナー
ルール
様々な決まりを持ち出してくるだろう

ルールのために
無意味に人が束縛されてはならない

ルールは利用者を守るためにあって
管理者の利便のためではない
権威を振りかざすためではない
空間をギスギスさせるためではない

私が学生の頃
先生に図書館に住めと言われた
朝から晩まで図書館にいて
勉強のために本も読めば
暇つぶしに新聞も読む

図書館を特別な場所ではなく
日常にしてしまいなさい
本に囲まれている状況を
身近にしておきなさい

図書館にいつもいれば
いろいろな人が来る
騒ぐ子供
お菓子を食べる人
酔っぱらい

居眠りするなんてたいしたことじゃない
マナーやルールの名のもとに
休みに来る人まで排除する

そんな潔癖さや厳密さ
余裕のなさが
世の中を生きづらくしてしまうのを
私は危惧する