ゴミ拾い

毎朝
道をほうきで掃いて

向こう三軒両隣
ゴミ一つ落ちてない

きれいなことは良いことだと
せっせと掃除する

誰に言われたわけでもないのに
立派です
実に立派です

きれいさ
清潔さ
潔癖さ

それを保てるのは
自分を律しているから

それが偉いことは
重々承知しています

だけど
道端に生えている

一本の
小さな
雑草

それを引っこ抜かないで

たまに
私は思うのです