2018-03-23 山里の花 詩 #詩 山の端々に ちらほら桜咲き まだらに色づき 地には新緑が芽吹く 淡い彩りが にじみ出てくるような春 ここに居ると 何百年も変わらない 自然の移ろいに 江戸も平安も等しく 近しいものに思え 古人の歌も詩も味わい 人の営みのつながりに 安堵する 自然の美しさの中に 人が居て 同じ面持ちになれる刹那 錯覚でないかと 疑ってしまうほど 人にも自然にも たまらなく 愛しさが募る