2018-07-12 忍び涙 詩 #詩 背中に面押しつけ 震え 五秒後 何事もなかったかのように 笑顔で手を振るキミ 引き止めなかった 何もできなかった 強張り 固まっていた 理由も聞けず 慰められず 泣かせた あれから幾星霜 思い出す度 私は傷つけた 罪人だったのではないか 自らの過ちが 頭をもたげる