食べる機械

何があろうと
毎日毎日

時間さえ経てば
腹が減って

なにか口に入れ
そのほとんどは美味しいと思う

どれほど
機械的な作業になっても

美味しい体験は
色褪せず

コンビニで買う品や
インスタントの食べ物でさえ

けっして不味いとは思わない

食べて
腹が減って

また食べると
また腹が減る

腹が減るから
食べて

太るのは困るけれど

美味しいがあるから
毎日に楽しみがある

食べることは
もう避けられない毎日の出来事

日常を機械的に過ごしても
半強制的に
食べることに楽しみが付随しているのは

少しだけれど
人生を肯定させてくれる

そう体を造ったのは
天の配慮か