足元に何がある

いつも考えずにいられた
己の存在

不意に現れる
心の落とし穴

自分は何者か
自分には何がある

これで良いのか
このままで大丈夫か

地位があるから
金があるから

そんなものは

一時
気休めの酒

本当に
足元を見つめてみれば

己の体を
支える足のほか
何もない

己は己だけ

何も無いのが
当たり前

足元の崖が崩れれば
あっという間に
奈落の底

それでいい
潔く生きればいい

だから面白いんだろ