仕方なくても書いとく

しどけなく

生きている言い訳に

 

歌を歌ったり

絵を描いたり

 

言葉を連ねて

書きなぐったり

するのでしょう

 

戦争や

災害や

理不尽な不幸

 

思うままにならない出来事

矛盾と葛藤

不信と絶望

 

こいつらは

いつ何時だって

襲ってくる

 

残念ながら

世界とはそういうもので

 

何千年も昔から

同じまま

 

やっぱり

書くしかないんだよ

 

分かりきってる

ことだとしても

 

書いて

吐いて

 

刻みつけて

残して

 

昔からずっと

同じように生きてきたんだって

 

分かっただけでも

うんと楽になる

 

たまには

心を打ちのめされて

 

同じ自分じゃ

居られないこともある

 

嘘つきにも出合えば

蛆虫にも会うだろう

 

それでも

憎み続けるよりは

 

読み続けて

書くほうが

辛くはない