短文レスバ

昨今のネットでは

どうして

こうも罵詈雑言が飛び交うのだろう

 

匿名の掲示板での悪態など

便所の落書きと変わらない

 

ところが

実名で感情をあらわに

やり合う人が珍しくなくなった

 

政治性

党派性

 

誰に賛成するか

反対するか

 

はじめから決まっていて

 

何を言おうが

何をやろうが

 

悪口を言うために

理屈をこねる

 

世の中は複雑なのだ

という単一な決まり文句に終始して

 

反対ばかり唱える輩に

いささか

うんざりと飽いていたが

 

組織に寄り添って

手先となることに欣喜雀躍する

自律なき活動家も嫌らしい

 

悪態が嫌なのではなく

最初から決まりきった型にハマり

内容など関係なしに

敵認定した相手を叩く

 

その素朴で粗暴で

純化したやり取りが

 

何よりも世の中に

失望の念を抱かせる