暑さを避け 喧騒を避け 深夜 歩き出す 酔っぱらい 野良猫 途切れることのない 街道の車 住宅地の静けさに ただ一人歩く やがて夜も果て 白みつつある空を眺めながら 坂道をトボトボと登ってゆくと 自分だけが 世界の胎動と対峙しているような 孤独と 爽快とに…
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