同じ場所で 逃げも隠れもせず 根を張り 葉を茂らせ 気の遠くなる年月を経て 生き残った古木 分厚い樹皮は 傷も裂目も飲み込む すでに勢いはなく しなやかさも失った 代わりに びくともしない太い幹と 何事にも動じない安定 ただ在る事 鈍く 強く 鈍重である…
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