うらびれた港町 岸壁の宿 深夜 縁側に佇めば 打ち寄せる 波の音 暗闇に浮かぶ 星の光 なお深く 夜は更けて 時の流れは ついに止まり 意識は 闇の中に 溶けてゆく どこまでも 惰性に いつまでも 考えず 感じず 動かず ぼうっと 過ぎてゆくだけ 苦痛のない 実…
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