遠く 声が響く 見えない どこかから 唸るような 叫ぶような 快哉か 激怒か 咆哮か 呪詛か 霞が垂れ込め 外は肌寒い 霧中を響いて 声は丸まり 様相も曖昧に 溶けかかる だが 声だけが 聞こえてくる 何かも どこかも 分からないのに 耳に届いて 消えず 人と獣…
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