気だるい夜に 猫が鳴いていた 街灯の明かりが並ぶ ひと気なき夜に ミャオーん ミャオーん 遠く 長く あとを引いて 響いた 星は出ない 暗い方へ 猫は流れていき 鳴き声が 遠ざかってゆく 寝床まで届く その声は たまらなく もの哀しく なつかしく 昔から聴い…
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