最果ての 海辺の村に 湧く古湯 終わりを迎えた 共同湯には 今日も 漁師が集い 疲れを癒やしている ヒバの香り漂い 白濁した 湯船に立ち昇る 蒸気に身を晒し 壁一枚隔てた 凍てつく冷気に 身を守ってきた 古びた木の浴舎は もう役目を終える 隅々に染み込んだ…
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