外に置かれた ひと差しの花に 風が吹きつけていた 海辺の風が 塩辛く 砂の混じった 痛く 冷たい 空気の塊が 花弁に 葉脈に当たっては 振るえていた 曇天の下 緑と黄色の 小刻みが振動が 止まない 茎は曲がり 今にも折れてしまう その刹那 ふと 風が止む 陽が…
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