ぼやけた頭に 浮かぶ景色こそ 淡く 覚束ない 心が求める所 徹夜明けの 寒々しい朝に けだるく 温い風に吹かれた 波打ち際を想う たどり着くことなどない 悩みも 苦しみもない彼岸よ 眠気とともに 揺蕩う意識が 繰り返し想起する 浜辺よ 恐れなどない 夏の夜…
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