わたしは わたしを忘れた 人波の喧騒を聞きながら 腰掛けたまま 話すことも 考えることもなく 揺蕩っていた わたしが何者で 何を言うのか どこから来て どこに向かうのか 生まれも 行く末も 存在すらも 忘れられて 幸せだった あるかないか分からず あろうと…
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