だが現実にはどちらも大嫌いだ
目にしたくないし
近寄って来たら身の毛がよだつ
これほど一方的に嫌悪できるものがあるのか
近くに来ないでくれ
視界に入らないでくれ
私の周りにいないでくれ
あとは勝手にやってくれ
彼らとの格闘は
思い出せばコミカルだ
興奮して冷や汗を流すのは
常に私
数十回
数百回は
命を奪ったかもしれない
相手が人間だったら
いや人間でないとしても
ひどいことをしている
嫌悪に失態に殺生
ひどいものだ
私は
残酷だ
それでも
反省することもなく
私は殺し続けるだろう
私が命を奪う存在なのを
彼らは教えてくれる