陽が沈む頃

夕陽が沈んでゆく

胸がつぶれそうになる
せつなくて
いたたまれない

そんな気持ちになるのは
決まって一人の時だ
周りに何人いても
一人の時だ

一日が終わって
闇に包まれる
人生も同じなんじゃないかと
何億人が思っただろう

自分の人生に
太陽の輝きはあったのか
朝露に濡れた朝は
草の香りを運ぶ風は

全てがあった
全てなかった

どちらも正しかったようだ

何をしても
何もしなくても

陽が沈むことだけは分かっている

何をしてもいい
何もしなくてもいい

自分が思うように過ごすだけ