都会の眩しさ

田舎に行って
戻って見る都会は

人が溢れ
ネオンが瞬いている

喧騒の中で
モノも欲望も
何もかもが手に入りそうな
熱気と
地の果てまで続く
ビルディング

その影
眩い光に隠れる闇
うらびれた街角が
目に入るまでの束の間

電球に群がる羽虫のように
身の危険すら麻痺させる幻想こそ
人が恋い焦がれる
都市の魔力だと知る