2017-12-03 一杯の白湯 詩 #詩 冬の空気に 肌は乾き 唇が割れるとき 一杯の白湯から 湯気を吸い 喉を潤して 再び大気の中へ 出てゆく 冷えた体と 疲弊した心 癒やし 眠り みずみずしい心身を 取り戻す時間も 場所もなければ たった一時の 安堵の機会に 救われた気になる 人は疲れ 疲れるほど動くうちに やりがいもあるものだから 限られた機会を 活かそうと 頑張る そんな時に 一杯の白湯が 句読点として 効けばいい