寛容なのは自分のため

街を行き交う人々

この中には
天使も悪魔も
聖人も犯罪者も
いるのだろう

見かけでは分からない
だけど
分かるのは

この街を歩く誰もが
間違えるし
過ちを犯すこと

人は失敗する
それでも人生は終わらない

間違えては挽回し
誤っては許されて

人は生きていける

今ここに
ミスを犯した人がいて
うつむき
打ちひしがれている

心を痛め
反省もした

ならば
この人を救うのは
許すことでしかない

恨んだり
責めたりしても
ミスは取り戻せない

人は許されるために
許すべきなのだ

いつか必ず
自分も間違えるのだから