始まりと終わりがある
本も映画も
学校も仕事も
旅も人生も
それぞれの
道の途中で
時に
止まり
また
進む
難儀なのは
終わることは分かっていても
それが完成とは限らないこと
突然の終焉
不本意だろうが
強制だろうが
無自覚だろうが
お構いなく
完成を見ずに
道が途絶える
それを怖れ
必死にしがみついて
納得できる最後にたどり着こうと
努力する姿は美しい
あるいは
どのような結果であれ
全てを受け入れる
覚悟を持つのは潔い
どちらであれ
路の途中ならば
結末まで
逡巡を重ね続けられることを
願う