毎年のように起こる
人身事故
仕事に疲れ
人間に疲れ
電車に飛び込む
そんな思いを抱いている人へ
生きていれば
良いことがあるなんて
無責任なことは言えない
だけど
月曜に飛び込むのは
仕事や世間の時間に
合わせて
自分を失くしてしまうこと
世間よりも
仕事よりも
他人よりも
自分の命のほうが
大切でしょう
命を失くすくらいなら
仕事も
人間関係も
持っているお金も
全部失くしても
わがままに
身勝手に
欲望の限りを尽くし
堕ちるところまで
堕ちてから
死を考えたらいい
人には
生きる権利もあれば
死ぬ権利もある
生きろとは言わない
だが
死ぬのはいつでもできる
真面目に働き
夢を失い
生きていたくない現実が
眼の前にあるとしても
そんな現実を放り投げて
どこかに行ってしまえばいい
自分の命と交換できるものは
この世にはないのだから
本当の本当に
どこに行っても
絶望しかなくなってから
死んだって
遅くはない
適当に
いい加減に
何を考えてるか分からず
阿呆に生きてる人は
たくさんいる
それよりも
阿呆になってから
死んだって
遅くはない
仕事や誰かが
憎いなら
もっと憎んで
もっと恨んで
死んだって
遅くはない
人は忘れる生き物だから
死にたいと
切に願った時間も
過去に流れてしまう
忘れたくない感情も
薄れてしまう
そうなってから
死んだって
遅くはない
