2018-06-09 梅雨入り 詩 #詩 湿り気に覆われ 五月のさわやかさは 遠く去った 大気に水粒が 溶け込み 何を触っても 湿っているような この季節 鬱々とした蒸気に 視界も曇る こうして陽光が 遮断されている隙に 夏は近づき 灼熱と陽射しが 開放感とともに 訪れる それまでのアクセントとして ジメジメがあるのなら 四季をくっきりと 鮮やかに魅せてくれるなら 乾かない洗濯物を 代償に ひっそりと 今を過ごそう