大災害も小災害も被害者にとっては同じ

激甚の
特別の
非常の
災害

過酷な
辛苦に
苛まれる

同じ時
田舎の
一軒の家の火事

家族を失い
住む処失い
どうしていいか分からない

どちらのほうが苦しいか
そんなことは分からない

比べるべきか
分からない

比べられる
ものじゃない

どっちも悲しく
どっちも不幸

だが
差し伸べられる手の数は
明らかに違う

気づいた不幸への
救いの手

気づかれないための
放置と無関心

国や県や街の
様々な援助

大きなザルで
救うなら

必ず
こぼれるものが出る

分かってはいる
知ってはいる

差の現れは
しかたない

これが世の中というもの

現実というものの
受け入れたくないところ