2018-09-20 汽車の警笛 詩 #詩 ディーゼル機関車が鳴らす 山野にこだまする汽笛 遠くまで響いて 私の耳に入る頃には 懐かしさと ノスタルジーをまとい 頭の中にしまった 思い出を呼び覚ます 今日も 人けのない 闇の中を 汽笛を鳴らして 爆進するディーゼルよ 迷わず 止まらず 音響かせて 私を過去へ連れていっておくれ 汽車の警笛が鳴るたび 時計は ぐるぐると 逆に回って かなた追憶の先へ 旅をすすめられるのだから