2018-09-21 ロウ アンド ロウ 詩 #詩 高気圧の下で 秋は進み 緑の勢いも衰えて 日は傾く 湖畔には 水面を撫でた風が 快く吹き渡り 水辺に憩う子供や 体を鍛える学生 散策に訪れた老人が 屯している 一艘のボートが 鏡のような水の上を 滑っていく 何事もない日常 過不足無く 興奮も高揚も 失意も絶望も 忘れて ボートの艪の反復に 心を委ねた Rowing And Rowing 他に何もなく ただ漕ぐだけ