ルーティーンがあるから

ある人から見れば
羨ましい日常も

ある人から見れば
味気ない日々

どんな豪勢な食事や
豊かな生活も

慣れてしまえば
何の贅沢にもならない

同様に
貧乏だって慣れれば
苦しさに耐えられる

わたしの日常
同じことの繰り返し

退屈ばかりが
目につくが

それでいて
銭湯の楽しみ
晩酌の楽しみ

それなりの喜びは
生活の中にあり

一日の疲れを
大きな風呂で癒やし
風呂上がりの一杯で
ほろ酔いの心地よさを味わう

これがなければ
疲れて
心沈み
日常に負けてしまうだろう

長く続いて
バランスを取りながら生まれた
ルーティー

当たり前だから
退屈だけど

当たり前じゃなくなると
困ってしまう

さらに
日常が淡々と続くから

非日常を期待して
生きることだって
できる