燈明の辞

いつも思い
探し求め

恋い焦がれ
胸を掻き毟る

救いなき世界の
一筋の光明

地の底から
上を仰ぎ見たい欲求

キラキラと光る
きれいな言葉

血に塗れた
修羅の言葉

強く
美しく

心に刺さり
残り

いつまでも響いて
わたしをわたしでいられなくする

居ても立っても居られない

突き動かされ
操られて

心は遠くへ飛び去り
体は闇雲に追いかけるだけ

打たれた
囚えられた

もう逃げられない

そんな言葉