絶食

最後の食事は終わった

 

日が暮れ

夜を通して

 

眠り

覚醒し

 

生気が満ちるほど

空腹はつのる

 

日が昇り

暑さが増し

汗が流れた

 

口の周りは渇き

空腹も増す

 

時が経ち

消化器は麻痺し

身体のエネルギーは枯渇した

 

何も考えられない

何もしたくない

 

断食明けの

一杯の水と

 

一口の食べ物を

心に描いては打ち消す

 

こんな時

不思議と悩みは消えているものだ