大事なことは
いつだって
身近にあって
当たり前のことだから
ないがしろにしがちだった
大切さに
気づかなくて
踏みにじっても
平気でいて
ようやく分かった時には
いつものように
手遅れで
限りない後悔と悔悟に
復讐される
日常と習慣
染みついた癖
なおざりの時間
どれほどの機会を
失ってきたか
いや
失ったのではなく
自分自身で
奪ってきたのだった
あまりにも大事だから
肌身離さず
手元に置いて
安心し
何もしてこなかったのだ