拳ほども大きくて
どこから口をつけたら良いか
見当もつかない
取っ掛かり
歯を立てても
あまりの硬さに
歯が立たない
悪戦苦闘のげんこつ煎餅
それでもなお
醤油の焦げた
香ばしさと
飴色が重なった
濃い褐色の肌合い
焼きしめ上げた
いかつさの佇みに
食べてみずには
いられない
硬くて
しょっぱくて
堅物の
頑固爺みたいな食べ物
偏屈で
皆に受け入れられない
でも
それでいいんだ
それがいいんだ
拳ほども大きくて
どこから口をつけたら良いか
見当もつかない
取っ掛かり
歯を立てても
あまりの硬さに
歯が立たない
悪戦苦闘のげんこつ煎餅
それでもなお
醤油の焦げた
香ばしさと
飴色が重なった
濃い褐色の肌合い
焼きしめ上げた
いかつさの佇みに
食べてみずには
いられない
硬くて
しょっぱくて
堅物の
頑固爺みたいな食べ物
偏屈で
皆に受け入れられない
でも
それでいいんだ
それがいいんだ