2020-04-26 春夜の道 #詩 詩 風に寒さなく 木々は緑に芽吹く 爛漫の春が 押し寄せてきた 風呂上がり 夕方に吹く 風の気持ちよさ 夕焼けが田んぼに映えて 蛙の合唱が山野に響く 田に映る影は 長く長く伸びて 薄明かりの夜が訪れると 大きな月が上る 蛙の声やまず 新緑の匂いにむせながら 畦道を歩く 月 星 水 生命 踊るように 湧き出る春 生暖かい風が 豊かさを運び 混ざり合い 溶けていく春