エリート左翼は右翼より嫌いだ

権力批判が

ただの誹謗中傷に成り下がり

 

感情の捌け口を求めて

攻撃対象を探す輩の

いじましさ

 

ノンポリが批判されたごとく

傍観者は糾弾され

 

味方でなければ

敵でしかないと

 

活動を

先鋭化させ

間口を狭め

 

鋭利になればなるほど

全体は脆弱になる

 

人権も

生活保障も立派だが

 

叫んでいる彼らは

決して

街場の場末には

降りてこない

 

声高に

きれいなことを

 

きれいなところから

垂れ流しているだけだ

 

流れ流れた

美辞麗句は

 

下に垂れるほど

汚れ

濁り

垢にまみれ

 

臭くて

近寄れたものじゃなくなっている

 

高学歴のエリートが

学力格差や

貧しき者への救済を謳いながら

 

己は手を汚すことなく

生活の不安など

生まれて以来

感じたこともなく

優雅に暮らしている

 

そんなところから生まれた

きれいごとは

 

より一層の

敵愾心を掻き立てるだけでしかない

 

他人事だから

いくらでも

きれいごとを言えると

思われても仕方がない

 

こんな言葉に乗せられるくらいなら

 

欲望にまみれた

毒気の強い

札びらで

顔を引っ叩かれるほうが

マシじゃないか