2021-04-05 旅へ #詩 詩 今ほど 旅が待ち遠しかったことはない 抑圧の毎日 鬱屈の日々 外出も 遊興も憚られ 日常を送ることが 我慢の連続であった 抑圧は 解放へ連ならねばならぬ もう出る 世間など知ったことか 己の精神を維持するには 緊張の間に 弛緩が必要なのだ 世間のために 己を壊すなど 馬鹿馬鹿しいのだ 春の風に吹かれ 陽光を浴び 心の澱を 洗い流す