2021-04-26 緊急事態宣言の夜 #詩 詩 昼の暖かさも 夜になれば 冷え冷えとして 肌寒い風が吹く 暗い夜道に 冷たい風 酒の空き缶が 転がってゆく カラカラ コロコロと 遠くまで響き いつまでも 鳴っている その寒々とした音が ひと気のない 街をめぐり 精気や嬌声は 鳴りを潜め いつまでも 風と共に 転がり続けるのだった