2021-06-17 梅雨の軒先 #詩 詩 汗だくで草を刈った 突然の雨 縁側に座り 樋から落ちる 雨粒を眺める 雨は全てを囲み 何も見えず 空は灰色 ただ雨音だけ 草いきれ 雨の匂い 立ち昇る土の香 新緑の山の初々しさが 体に染み渡り 言葉も文化も 忘れられた