広大な孤独

強い日差しに照らされて

果てなき道を

歩いている

 

家はなく

草木もなく

 

道と土と

太陽だけ

 

影だけが

付き添い

 

空の青も

土の赤も

 

一切が変わらず

無関心である

 

この地上に一人

 

誰にも知られず

何も変わらない

 

そうであることの

解放感と

 

悲しさと虚しさと

退屈と

 

引き受けて

 

歩くだけ