追い込まれそうなPassion

雨は降り続け

コロナは増え続け

 

家から出ず

何もしない

 

五輪終わり

高校野球は順延

 

鬱屈も溜まらずに

呆けている

 

長い夏休みの虚無と

失望前の退屈と無気力

 

あの情熱に溢れた

昔は消え

何もなくなってしまった

 

再び火をつけ

 

目的を見出し

走り出す日々は戻るのか

 

布団から一歩も出ず

雨音を聞きながら

 

抑鬱のなかに

Passionを思い出せば

 

疲れ

暑苦しく

面倒で厄介な日々と共に

 

前を向いていた

若き横顔がよみがえる

 

あの姿に焦がれ

 

忘れられないかなしさと

後ろめたさが

 

胸の奥で

チクチクと疼くのだ