明日の浜辺

暗い夜で

星一つない

 

生暖かい風と

寄せては返す波の音

 

この浜辺に

陽が昇り

 

美しい朝焼けが

見える

 

この闇が

訪れる歓喜

前奏として

 

単調な波を

送り

 

疲れに痺れた頭は

ただ

音を聞くのみ

 

明日が来るのだと

疑いもせず