2022-01-07 雪の日の足先 #詩 詩 下駄で歩く 雪の中 つま先に 雪かぶり 足指は赤く染まる 冷たさも 痛みも 歩くうちに消え 感覚は無くなり 指先は パンパンに腫れ上がっている それを見るにつけ 痛覚の消失に代わり 不安が増し 血の巡る体に頼り 雪道を歩いてゆく 銭湯に着いた頃には 湯をかけても 何も感じず 遅れて ピリピリと痺れ 痛みが追いかけ やがて ほぐれた