2022-01-19 裏切る体 #詩 詩 脂汗滴り 悪寒に震え 体から力が抜けていく 何かを食べた報い 動けず 思考は奪われ 生命が遠のき 混濁した一個体は 物質化に抗い 小刻みに痙攣し続け 時の過ぎるのを待つ やがて終わりを迎えるまで 神経に尖った刺激は 与えられ続け 安らぎを求める精神は 疲弊しきり 人の形をした 蠢きだけが 転がっている