裏切る体

脂汗滴り

悪寒に震え

 

体から力が抜けていく

 

何かを食べた報い

 

動けず

思考は奪われ

 

生命が遠のき

混濁した一個体は

 

物質化に抗い

小刻みに痙攣し続け

 

時の過ぎるのを待つ

 

やがて終わりを迎えるまで

 

神経に尖った刺激は

与えられ続け

 

安らぎを求める精神は

疲弊しきり

 

人の形をした

蠢きだけが

転がっている