怒りが
わたしを突き動かす
強ければ
強いほど
近ければ
近いほど
怒りは
わたしの中に充満し
発散の機会を求める
それは
社会や制度に向かうような
抽象的なものではない
目の前の人間
一つの行為
一つの言葉に対して
かき立てられる感情で
エゴイスティックで
ナルシシズムの裏返しである
だから
強く
シンプルで
浅く
愚かで
論理を必要としない
エネルギーの塊なのだ
溜まりに溜まった憤懣を
あちらこちらに
ぶつけながら
進める時も
あるのだ