プロレスの教え

某国が他国を侵略し

彼の国を批判する言説が跋扈する

 

敵か味方か

ここにも対立を迫る

二分法があり

 

そんな枠組みを批判する

多様性を持ち上げて

 

多様か否かという

二分法が

また現れる

 

自由だの

多様性だの

 

きれいな言葉を使い

 

己を立派な人間だと

勘違いしている輩が

 

賢ぶって

垂れ流すイデオロギー

もう飽きられた

 

それは

現実感がないから

廃れたのではなく

 

きれい事に

酔ったままで

 

工夫もなく

同じことを繰り返し

 

つまらないから

ダメなのだ

 

つまり

下手は悪

 

修辞の魅力なくして

言葉に耳は傾けられぬ

 

安心しきって

解説をぶったって

 

誰も動かせぬ

 

人々は

危険でも

 

面白い方へ

群がるのだ