2022-03-19 夢の帰還 #詩 詩 懐かしい顔が浮かび 喜怒哀楽に満ち 夜の屋台のごとく 朧気に それぞれが 光彩を放っていた 今はもう 夢でしか会えない 脳裏に浮かぶ顔は 郷愁にも似た 匂いがついて かなしく笑い 傷を疼かせる 春の夜の幻か 迷いでた亡霊は 記憶の中を 彷徨い わたしを 困惑で満たし 時を飛ばし 不意に消え去った 再び 夢に出たならば わたしは わたしを疑ってしまう なぜ 出てくるのかと