2022-11-23 欲望相反 #詩 詩 冤罪で囚われ 長き年月を拘束され 全て終わり シャバに出てみれば 家族はいなくなっていた 何も分からず 慟哭する 何をすれば良いか 生きる意味すらも 失ってしまった ああ 私にとって 家族こそ 人生そのものであった 絶望と空虚 だが 意識の下 確実に潜み 頭をもたげようとしている欲望 それは自由 束縛からの解放 悲しみの底にありながら 広がる世界を感じる そんな夢をみた